白拍子・・・
道を歩いていたら、反対側を、悄然と歩く女性が見えた。
ズルズルした服装も手伝ってか、とっても寂しそうに見えた。
それは、木枯らしが吹き、ススキが揺れる川岸を歩く白拍子を想起させたのだった。
どうしたのかなあ・・・と思って、よく見たら、それは知り合いの女性だったのでびっくり!
バス停が近くにあり、そこでバスを待つ間、ブラブラとその辺りを歩いていたのである。
美人で、本人もそれは十分意識している。
でも、離れて見ると幽霊のように見えることもあり、何とも、影の薄い女性でもある。
私は、その時、この女性の前世は、多分、白拍子だったのだろうと思った。
現世では、とにかく働き者で、また、80歳近くになっても、歌舞音曲から離れられずにいる。
経済的に厳しくなっているのに、なんでそんなに踊ることに執着するのかと感じていたが、そういう前世を持っていたら、それは納得できる。
たまに会って話をすることがあるが、身内の悪口とご近所の噂話に終始する。
これも、前世に振り回されているからかもしれない。
大丈夫、現世では幸せなんだから、そんな寂しそうな前世に振り回されることはないのだよ、と心の中で言ってみたが、彼女の魂に聞こえはしなかっただろう。
ズルズルした服装も手伝ってか、とっても寂しそうに見えた。
それは、木枯らしが吹き、ススキが揺れる川岸を歩く白拍子を想起させたのだった。
どうしたのかなあ・・・と思って、よく見たら、それは知り合いの女性だったのでびっくり!
バス停が近くにあり、そこでバスを待つ間、ブラブラとその辺りを歩いていたのである。
美人で、本人もそれは十分意識している。
でも、離れて見ると幽霊のように見えることもあり、何とも、影の薄い女性でもある。
私は、その時、この女性の前世は、多分、白拍子だったのだろうと思った。
現世では、とにかく働き者で、また、80歳近くになっても、歌舞音曲から離れられずにいる。
経済的に厳しくなっているのに、なんでそんなに踊ることに執着するのかと感じていたが、そういう前世を持っていたら、それは納得できる。
たまに会って話をすることがあるが、身内の悪口とご近所の噂話に終始する。
これも、前世に振り回されているからかもしれない。
大丈夫、現世では幸せなんだから、そんな寂しそうな前世に振り回されることはないのだよ、と心の中で言ってみたが、彼女の魂に聞こえはしなかっただろう。
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