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2016/11/02

指さしならぬ杖さしはダメダメ!!!

85歳の知り合いがいよいよ車の免許を返上することになり、
車がなくなった後の公共交通機関の乗り方と、
買い物をする場所の案内をしました。

バスの乗り方一つでも、いくつかの行程をこなさなきゃならないので、今まで、経験がないと大変みたいなのです。
分からなければ、運転手さんに訊けばいいのに、と思うけど、訊いても、運転手さんが何を言っているのかが、分からないことがある、と言います。
ボケ?ではないのですよ。
今まで経験のないことには予備知識がないから、ナンジャナンジャ???と頭がカーッと熱くなって、混乱するらしいのです。

それで、私がまず出だしの案内役で、今日付き添って、出かけてみました。

バスには、思ったほど手古摺らずに乗降ができました。


厄介だったのは、杖を持っていたのですが、これで、あちこちを指し示す行為。
あ、この人、おじいさんなんです。
女性では、杖であちこちを指すのをあまり見ないのですが、男性では、漫画にもそういう姿が描かれたりたのを見たことがあるから、男の人に多い行動なのかもしれません。

人が回りにいてもそこまでは気が回らないから、いきなり、杖を垂直に前に上げて、あれこれ、と指しました。
これには、私も慌てて、それだけはやめてくれと言ったのですが、分かった、とは言うけど、どうしても行為が続きました。

しかたないので、このおじいさんの杖を持っている右手側に私がついて、私が邪魔で杖を振り上げられないようにしました。
まあ、一人で買い物に行けば、話す相手がいないので、杖で何かを指し示すこともないかもしれません。

後、スーパーの商品をあれこれ手にとって見て、元の場所に戻さないのです。
要らない、となったら、そこいら辺にポイっと置く。
棚がぐちゃぐちゃになってしまいます。
いくつくらいからそうなったのかは分かりませんが、もう、そういう気遣いができなくなったんでしょうね。

子供さんとの同居や、有料老人ホームを勧めたりもしてみましたが、とにかく、文句が多いので、そういう所にお世話になったら、文句も言えないので、嫌だと拒否されました(笑)

私は、このおじいさんの親戚ではないのですが、若いときから知っているので、手伝えることは手伝ってやろうと思っているけど、耳も遠くなっているこのおじいさん、補聴器もつけたくないというので、会話にも支障がでています。

都合の悪いことは聞こえているのに、なんで、大事なことはきこえないのか。

50万円くらい出すと、快適に聞こえる補聴器があるといいます。
お金があるなら、そういうところに使ってほしいと思う次第です。
相手の話がスムースに聞こえると、文句も減って、頭に血が上ることもなくなるんですけどね。


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