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2017/07/07

うんざり、嫌いになった歯医者

歯医者に行った話は、1か月くらい前に書いたけど、やっと終わった。
昔、友達で、歯医者に一日いて、全部まとめて直してもらっていた人がいた。
縁故があったからできたようだけど、それができるなら、そうしたいものである。

それでだが、頼んだ歯の治療が済んだら、歯医者め、私の他の歯に不都合はないかを探し回って、ここはどうだ、あそこはどうだ、ここが気になるなどと難癖をつけ始めた。

前に行ったときはそれがなかったのだが、歯医者が増えて、患者が減っているんだろうね。
治療台の椅子が破れていたもの。
高くて直せないのだろう。


私の歯についての考えは、虫歯や歯周病がなくて、痛い歯がないなら、いじらないのがベストだと思っている。
歯医者の言う通りにやっていたら、歯がガタガタになる可能性がある。

なので、歯医者が気になるという歯の治療は断った。
そもそも、私自身が気にならないし。

なにかあったらまた来るから、と言って切り上げたのだが、これは、もう、来ない、という意味。

お店に寄ったときに、品物を買わずにお店を出るときの常套句である。



歯医者で思い出したのだが、ずっと以前、行くことが苦にならない歯医者さんがいた。
亡くなってしまったのだが。

そこでは、子供からお年寄りまで、たくさんの患者であふれかえっていた。
その歯医者さんの持っている空気が安心感に満ち溢れていた。
治し方も上手だった。

その歯医者さんの近くの会社では、
ちゃんと治したかったらそこへ行く、
適当に手早く治すでよければ、ある大規模歯医者に行く、
さあ、どっちを選ぶかはあなた次第、みたいな評判だったのだ。




そのみんなに好かれる歯医者さんは、最初っから、そういう人ではなかったのだそうだ。
それは本人から聞いたのだが、いい気になっていた時期があって、横柄にふるまっていたら、患者はゼロになったそうである。

そこで、反省して、引っ越して、リピーターの患者がどれだけいるかで、収入は大きく変わると分かり、

患者に嫌な感じを与えない、
治療も患者の体に負担をかけない、
できるかぎり、元の歯を生かす、
入れ歯が専門だから、合わない入れ歯は皆無、

ということに心血を注いで治療にあたったら、患者がどっさりで、内心、まだ、こんなにいるのか・・・と思ったことも何度かあったそうである。

もちろん、患者が不愉快になることを言わないは当たり前、それどころか、磨き方をほめたり、歯並びをほめたり、色々、リップサービスもおさおさ怠りなくやったそうだ。

人間、ほめられて不愉快になる人はいないからね、とその歯医者さんはニタリと言った。

オイオイと思ったが、害はないから良し。


その歯医者さんを知っている私としては、今回通った歯医者は患者の悪い所を探しだそうとするし、歯の欠点をグダグダしつこく言って、無駄な時間を使うし、これも点数のうちなのだろうと聞いてやったが、まったく、不愉快だった。

これでは、リピーターは減るでしょう。

私が、もう、今回これ以上通うのは無理だから、と言ったら、吃驚して、何故なのかと納得行かない様子だったので、
本当は、オマエの治療が嫌なんだよ、と言いたかったけれど、
まさか、そうは言えないから、機械が出す電磁波がダメなのだと言っておいた。

実際、口の中を照らすあの明かりが一番つらいから。

その歯医者は、小声で、分かるの? とため口で聞いて来た。

私は、きっぱり、分かります!と言ってやった。


あの歯医者が、このブログを読むことはないだろうが、読んでくれて、不愉快になった患者がいることも知ってほしいものである。








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