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2017/11/13

爺様、どうしてその道を?

バスを降りて、家に向かって歩いていると、前方30m位先を、同じ方向に歩い行く爺様がいました。

住宅街までは一本道です。

ところが、爺様、高架橋を渡ると、脇の階段を降り始めました。

え? そこを降りて、どこ行くん? と首を傾げました。

そもそも、この階段が誰のためにあるのかが疑問な面も;;

降りても、歩道はあるけど、住宅があるところまでは、無駄に遠い。

それなら、バスを降りて、まっすぐ、その家のある方向へと歩いたほうがはるかに近いのです。


でもまあ、他人さまのこと、わざわざ遠回りして足腰を鍛えているかもしれないと勝手に解釈して、すぐさま、その爺様のことは忘れました。

そして、

天気も良いし、木には葉が残っていないけど、道路に落ちている枯れ葉もまた、風情があるわ、と歩いていると、

突然、

私の前方すぐに、先程忘れた爺様が現れたのです!

なんで~??

と私の歩が一瞬止まりました。

そして、爺様がやって来た道を見ると、向こうは沢;;

爺様の歩いた道を整理すると、

高架橋を降りて、さらに、沢に下りていくらか歩き、また、上がって、住宅地へと通じる道路に出たことになります。

それが爺様の家への近道なのかな、と思ったけど、普通に歩いた私と一緒になるようでは、時間的には同じです。

いやいや、きっと、沢の中に、山ぶどうやコクワがあって、その具合でも見るのに、降りたのかもしれないと勝手に結論づけました。

爺様は、私の疑問をそのままにして、間もなく、自分の家に到着して消えましたが、ほんとのところはどうだったんでしょうね。

かなり深い沢だから、下りるのも上がるのも大変だと思うんですが、

爺様、元気なもんだ^^


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