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2015/04/12

自分は自分だって!!

ずっと以前に付き合いがあった知人に、ばったり、デパートで会った。

その知人とは住居が近く、年齢もほぼ一緒だったので、しばらく仲良くしていた。
だけど、気がつけば、いなくなっていた。
ご主人の定年とともにいなくなった風だったから、夫婦ともども道東の同じ町の出身だし、てっきり、故郷に帰ったのだと思っていた。

それが、なんと、すぐ近くのマンションに引っ越していたのだ。
その場所は、街の中心部に出る交通の要の地域。
そして、大型スーパーなどもあって、買い物でも人が集まるところである。

そういうところに引っ越せば、この先も会うことが考えられるから、普通は、挨拶状くらいは出すだろう、と思ったが、その知人にしてみれば、私とはもう付き合わないから、いいや、と判断したのかもしれない。

デパートで、その知人とすれ違って、え!?と思った私は、後を追っかけて、声をかけた。
声をかけることにためらいもあったが、でも、なんで、挨拶状の1本もなく、いなくなったのかが知りたかった。

まさか、いきなり、そういうことも聞けないから、近況などを話して、私が、その知人の連絡先を聞いて別れた。

電話するね、

と私が言ったら、

あら~、嬉しいわ、

と知人は言ったが、

このお方、中々のタヌキだから、本音は分からない。


近況を話していたときに、なんとなく、疎遠になって行った理由が見えたような気がした。

私とその知人が付き合っていたときは、その知人にしてみれば、自分が社会的に上だと思っていたのかもしれない。
私は、そういう物の考え方で人との関わりをしないから、どうも、その辺の感性が分からないのだが、
知人が私から離れて行った時は、私が社会的には上になりつつあったときである。

そういう人は結構いる。

人間はどんなことで、社会的に上になったり下になったりするか分からない。
いつも、他人と比べていたら、心が持たないでしょう。

自分は自分、これを肝に銘じていないと、年を取ったときに自分の心の居場所がなくなるのではないだろうか。


あ、この知人には、しばらくは連絡しないでおこうと思う。
相手も、私からの電話は嫌かもしれないので。

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