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2015/04/13

時よ、止まれ!

犬が死にそうである。
徹夜の看病を続けている。
心臓がいけない。
薬も効かなくなってしまった。
昨日の朝までは、はしゃいでいたのだが、急に悪くなった。

この犬とは12年と半年の付き合い。
そもそも、この犬を飼ったのは、夫が、私と夫の娘(先妻さんとの間の子供)の関係を円滑にしたくて、飼ったのである。
結局は、そんなことではうまく行かずに、むしろ、トラブルの種になり、とうとう、私が一人で飼うことになった犬である。

この12年の間には、6年前に夫が亡くなり、それもショックな亡くなり方だったから、私の心には深い傷ができたかもしれない。

でも、夫が気に入っていた犬がいることで、夫との繋がりを感じていられた。
それが今、消えようとしている。

とうとう、夫との絆がなくなるのか、と思ったりする。
11日の夜には、夫の電話番号が分からなくなって、連絡がつかないと泣いている夢を見た。
目が覚めても、その悲しさが残っていて、嫌な夢だと思った。
そしたら、そのお昼頃に、犬の調子が崩れたのである。

時は無常で、どんなことも容赦なく流して行く。
生きるものの命も、時が流して行く。
こんなときは、時というのは、なんと、残酷なものなのかと思ってしまう。
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