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2015/10/02

送り出すのは・・・

昼間、TVを点けると、ほとんどが女優Kさんの葬儀の様子。

ご主人の万感の想いのご挨拶。
そして、位牌を高く上げてのお辞儀。

この出棺の時が、つらいんです。

何人もの家族の出棺を経験した私は、正直、そう思いました。
私は、もう、ペットでも、あちらへ見送るのは嫌。
そんな気持になっています。

例え、遺体でも、この世の形があるうちは、まだ、心のどこかで、“存在している”という気持になるものです。
でも、形が無くなれば、本当にいないということが認識させられて、寂しいのです。

今年は、不意に亡くなる人が多いです。
ご主人を突然失った人が結構います。
事故ではなく、病気で。

その妻たちの心を察すると、かける言葉が見つかりません。
時間しか、癒す手段はないのです。

そういう妻たちが、夫のことを話しだしたら、黙って聞いて、背中をさすって差し上げます。
尤もらしい能書きは要らないのです。
黙って聞いてあげる、それが、相手の心のリハビリになるのです。

これは、経験からです。


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